こんにちは! 新栄塗装工業の甲斐です。
今回は、塗装会社の情報発信について、少し考えてみたいと思います。

お客さまに対して、塗装についての正しい情報をいかに公開していくかは、お客さまが良心的な塗装会社を探す時の目利きにつながります。わかりやすく書けば、ズバリ、悪徳業者にだまされない方法を知ることになります。

これは、塗装業界に限らず、さまざまな業種・業態にも同様の課題があるのだと思います。そして、この課題の根っこには、素人とプロの間の情報格差の問題があります。情報格差が大きければ大きい商売ほど、悪徳業者が存在する素地は大きくなってきます。ただ、だからと言って一般の方が、プロ並みに塗装の知識を得る必要はないはずです。

そもそも、塗装の世界では、塗料の選択ひとつとってみても、その選択の根拠となるのは膨大な知識・経験値です。下地の劣化状況や建材の種類や特性、建物の構造上の特性や問題点はもちろん、加えて土地ごとに変わる日照時間、雨量、気温差などの自然環境などを考慮する必要があります。

また、塗装する壁面・屋根面の素材とその状態をきちんと把握するのが最も重要。そして、選択する塗料ごとの耐用年数とコストのバランスを按配して、お客様ごとのニーズにあった塗料を選択し、工期調整をして初めて正しい見積もりができます。

お客さまに正しい塗装の知識のベースを公開し、信頼していただいた上で依頼がある、それが仕事の理想です。お客さまと信頼関係を作り出すために必要な情報とは何か、常に考え続けています。

それでは目線を変えて、お客様の立場で理想的な塗装会社を探すためには、どうすれば良いのか? 次回は、このテーマを考えます。