こんにちは。外壁・屋根塗装の新栄塗装工業、甲斐です。

新年に、決まって目にする景色があります。茅葺屋根の合掌造りが有名な白川郷です。今年も1月〜2月にかけて、ライトアップがおこなわれるなど、年末年始は何かとマスコミにとりあげられることが多くなります。雪の積もった茅葺屋根の家々というのは、絵面としてとても美しく魅力的です。

茅葺屋根は、文字通り茅(かや)によって作られた屋根です。茅とは、ススキや葦などの総称で、葦は腐りにくいため屋根葺材として古くから使われていたようです。日本独特の屋根材にも思われますが、英国やドイツ、デンマークなど、世界で広く造られていました。

囲炉裏やかまどを日常的に使用していた当時は、煙で屋根がいぶされて耐久性が高められていましたが、灯油などが一般化した後、耐久性が低くなったことなどから、茅葺き屋根は一気に廃れていきました。

それぞれの時代に適した建材が生まれ、選択され、概ね合理的なものが勝ち残って進化していく構造は、経済活動一般と同様でわかりやすいものです。白川郷の茅葺屋根から、屋根材の歴史に想いを馳せた年始でした。

新栄塗装工業では、屋根の塗り替えはもちろん、補修・補強なども行っています。屋根について気になる点がある時には、ぜひお気軽にお問い合わせください。