こんにちは。外壁・屋根塗装の新栄塗装工業、甲斐です。

オリンピックの選手選考の話題が、ちらほらと目立つようになってきています。
金メダルを狙うような一流のアスリートでも、最初は基本練習を繰り返し、基礎づくり、土台づくりからスタートしたはずです。やはり、何ごとも土台が大切ですね。

住宅の場合も、土台・基礎がとても大切です。地震大国の日本では、なおさらですね。土台・基礎のメンテナンスにも充分に気をつけていきたいところです。そこで、今回は基礎コンクリートの美観の維持とコンクリートの強度を下げてしまう《中性化》について、少しだけお話したいと思います。

家の基礎部分に、クラック(ひび割れ)を目にすることがあります。多くは「ヘアクラック」と呼ばれ、強度的には問題がないとされていますが、コンクリートの強度を下げる要因になります。クラックから雨水が侵入し、コンクリートを《中性化》してしまうからです。

コンクリートは、アルカリ性です。それは、内部の鉄筋の錆、つまり腐食を防止するのに有効です。《中性化》とは、雨や紫外線によってコンクリート内部のカルシウム化合物が二酸化炭素と反応し、アルカリ性を失っていく現象。中性化がなぜ問題かというと、コンクリート内部の鉄筋の錆を誘発するからです。内部の鉄筋が錆びると膨張し、ひび割れや剥落をさらに進行させます。

コンクリートを中性化させないために効果的なのが、《基礎中性化防止コーティング》です。コンクリートの中性化の進行に、もっとも影響しているのが基礎部分のコンクリートに塗られている塗料の膜が経年劣化してしまうからです。

新栄塗装工業では、基礎コンクリートの中性化を防ぐための塗装工事も行っています。費用の目安は、2,500円/m。見た目の美しさとともに、コンクリートの強度を保つための特殊なコーティング剤を使用しています。

基礎コンクリートへのクラックや剥落が気になる方は、ぜひ一度お問い合わせください。