新年おめでとうございます。外壁・屋根塗装の新栄塗装工業、甲斐です。

お正月のキリッとした空気が清々しいですね。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

皆さんは初詣にはおでかけになったでしょうか? 熊谷市、深谷市周辺では、〈妻沼聖天山歓喜院〉や〈高城神社〉〈一乗寺〉が人気です。

〈妻沼聖天山歓喜院〉は、宝暦10年(1760年)に再建されました。日本三大聖天の一つとして知られ、縁結びの神様としても有名です。

日光東照宮を思わせる本格的な装飾建築で、国宝にも指定されています。250年の長きにわたって剥落した彩色を、2003年から7年かけて修復し、2011年に再び一般公開されました。

再建された18世紀の当時、塗装には、漆や膠、金箔などのほか、天然成分からなるさまざまな顔料が使われていました。特に有名なのは、弁柄(ベンガラ)です。酸化第二鉄を主成分とした赤い顔料のことで、その発祥はインドのベンガル地方といわれています。

陶磁器の模様書きや漆器の下塗り、家具の塗装や船舶の錆止めなど、幅広い用途に使われていたようです。天然の防腐・防錆効果が得られることから、構造材に使用することで耐久性を高めていました。一番最初に使い出した人類は、恐らくその効果は知らず、その美しい色に魅せられて塗料として使ったのだと思いますが、いずれにしても先人のその先見性・能力には、驚かされますね。