こんにちは。外壁・屋根塗装の新栄塗装工業、甲斐です。

コロナ禍に対してのネガティブな経済指標が、毎日のように発表されています。昨日は『3月の訪日外国人旅行者93%減』とありました。去年の同じ月と比べて、9割以上、外国からのお客さまがいなくなっているということ。関連する中小企業経営者の皆さんのお気持ちを察すると心が苦しくなります。

当社も当然、そして多くの方が影響無しというわけにはいかないでしょう。かといって、誰が悪いとは言えません。コロナウィルスが悪いとも一概には言えないのかもしれません。恐らく責任は人間にあるのでしょう。

自然災害は、地球温暖化との関連で語られることが多くなりました。昨年の台風被害もそうです。新型コロナウィルスも同様の気がしてなりません。過度な自然開発や環境破壊によって、ウィルスとの共生関係、棲み分けが曖昧になって来ているのだと思います。森の奥で静かに暮らしていたウィルスの棲家に、人間側が押しかけて行ったという構図には説得力があります。そう言えば、近年の熊や鹿などの害獣問題も同様ですね。

若い人たちの間で、この環境破壊に対して声を上げる人が増えてきました。国際社会共通の目標としても、SDGs(持続可能な開発目標)が多く取り上げられるようになってきています。これは、2015年の国連で採択されたもので、17の大きな目標と具体的な169の目標によって構成されています。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/index.html

その具体的な目標の中に、塗装会社としてもできること、やるべきことがあります。環境や人間に優しい安全な塗料を選択すること。また、断熱性や遮熱性に優れた製品をご提案し、お客さまに採用していただくことで、冷暖房に使われるエネルギーの節約につなげることなど。細かく考えれば、他にも出来ることは沢山ありそうです。

ウィルスを悪者にして文句を言っても、疲労感が増すばかりです。現在のコロナ禍を機に、仕事への取組み方、企業としてのあり方をもう一度見直して、自分たちで出来ることについて考えてみたいと思います。