こんにちは! 新栄塗装工業の甲斐です。
今回は、技術力の高い塗装会社をどうやって見分ければ良いかについて書いてみたいと思います。

皆さんもそれぞれがお仕事をしている業界で、優良な会社を見分けるために、たとえばご家族などには、どのようなアドバイスをしますか? 

私は、品質保証の厚さをモノサシにすれば良いと思います。塗装について何の予備知識も必要ありません。塗装膜の剥離や各種塗装の性能保証をどのような範囲で、何年くらい保証してくれるのか。単純に考えれば、技術力に自信があれば、長い保証期間を設定できるはずです。

外壁や屋根の塗装は、工事が完了した段階の見た目では、素人にはそれほど差は感じられません。時間の経過とともに、技術力の差がはっきりしてきます。むしろ塗り始める前の段階にこそ、実力の差が大きく出ます。

例えば、外壁材ですが、セメント系、金属系、石材・タイル系、木質系、塩化ビニル樹脂など、ざっと考えただけでも5〜6種類ほどあり、さらにセメント系外壁の種類には、モルタル、PC版、ALCのほか、サイディングボードと呼ばれるセメントにバインダーを混入した新素材など、さまざまあります。

それぞれの材質について適した塗料を選択し、工期や建物の状況に応じて吹き付けか手塗りかの工法を判断します。材質についての理解と、それに適した塗料や工法の選択。これらの変数を一つでも間違えると、塗装はがれなどのトラブルが発生します。

営業手法として、見積もり無料という打ち出し方はどこの塗装会社もやっていると思うのですが、仕事が終わった後の品質保証について、塗料の性能に応じて、5年、10年という単位でしっかりとアフターケアまで保証してくれる塗装会社がどのくらいあるのか。自分の技術力(知識☓経験)に自信がなければ、長い保証期間を設定することはなかなかできないと思います。