屋根塗装で重要なことはいくつか存在しますが、その1つに乾燥時間があります。
塗料の色や使用する塗料の種類については大切だと感じる方が多いと思いますが、実は乾燥時間も非常に大切なのです。
そこで今回は、乾燥時間の目安や重要性、時間を短縮できるのかどうかについて解説します。
ぜひお役立てください。

□屋根塗装における乾燥時間の目安

塗料を乾かす時間にはある程度の目安があるため、以下ではその程度ごとに目安の時間を解説します。

まずは指触乾燥です。
これは、塗装後に指で触っても特に問題がない状態のことを言います。
塗料の種類によっても異なりますが、これには一般的に1時間から2時間程度かかります。

ただし、同じ塗料を使用しても天気や湿度などの状況次第で必要になる時間が変化するため注意が必要です。

次に、重ね塗りができる状態です。
指触乾燥ができても、重ね塗りはできません。
そのため、重ね塗りをするには3時間から24時間程度乾かす必要があります。
外壁の表面を指で擦っても問題が生じず、指で触った形跡が残らないような状態を目安に乾かしましょう。

最後に、完全乾燥です。
これは、塗料がしっかりと揮発・蒸発して塗膜が完全につくられた状態のことを指します。
一般的には2週間前後という期間が目安になります。
長ければ2ヶ月程度かかるものもあるので、使用する塗料にはどの程度の時間が必要なのかは事前に把握しておきましょう。

塗料を乾燥させるためには、溶剤を揮発させたり水分を蒸発させたりする必要があります。
そのため、乾燥時間は湿度や気温などの気候条件に大きく左右されます。

できるだけ早く乾かすためには、雨が降らない夏の時期がおすすめです。

□乾燥時間が大切である理由とは?

乾燥には時間がかかるということをお伝えしました。
では、なぜきちんと乾かす必要があるのでしょうか。
ここでは、乾燥が大切である理由を3つ紹介します。

1つ目は、施工品質に影響が出るからです。
乾燥時間を十分に取らない場合、工事は早く終わりますが、後々トラブルが発生する可能性があります。
雨が降ったり現場で問題が生じたりして工期が長くなってしまった場合、勝手に時間を短縮してしまう会社も存在します。
そうなると、施工の品質が落ちてしまうため、工期が長くなるとしても乾燥時間は十分に確保する必要があるのです。

2つ目は、トラブルが発生する可能性があるからです。
十分に乾燥されていない塗装は、剥がれやすくなったり仕上がりが悪くなったりしてしまいます。
そういった場合には、耐用年数より短い期間で塗り替えが必要になることもあります。
短い期間で塗り替えると無駄な手間や時間もかかってしまうため、乾燥にはきちんと時間を取りましょう。

3つ目は、乾燥するまで次の工程に移れないからです。
屋根塗装はいくつかの工程に分かれています。
前の塗装が乾燥しないまま次の工程に進んでしまうと、塗料が混ざり合って仕上がりが悪くなってしまうので注意が必要です。

□乾燥時間は短縮できる?

ここまでの記事を読んで、乾燥時間が重要であることが理解できたでしょう。

しかし、中にはその時間をできるだけ短縮したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以下では、時間を短縮する工夫を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1つ目は、あたたかい季節に塗装することです。
先ほども説明したように、乾燥時間は気温や湿度に大きく影響されます。
そのため、あたたかい季節に塗装することで乾燥を素早く行うことがおすすめです。

また、その季節の中でも雨が少ない時期に作業を依頼することで、多くの工程で時間のロスを減らせるでしょう。

2つ目は、風通しを良くすることです。
乾燥時間は、これまで説明してきた要因の他にも、風通しによっても差が出る場合があります。
例えば、塗装した場所が覆われている場合には、それをなくすことで風通しが良くなって乾燥時間が短くなることが期待できます。

ただし、扇風機で無理やり乾燥させる方法はおすすめしません。
塗膜が乾燥していないと、風によってその塗膜が動いてしまったり硬化不良を起こしてしまったりする可能性があるからです。

3つ目は、油性塗料を使用することです。
一般的に、水性塗料よりも油性塗料の方が乾燥時間は短いとされています。
特に気温が低い地域や時期では、水性塗料では乾燥に長い時間がかかってしまうことが頻繁にあります。
そういった場合には、油性塗料を使用して乾燥時間を短縮するという方法を検討してみるのも良いでしょう。

しかしその際には、環境問題や発火の危険性といったデメリットがあることをきちんと把握しておいてください。

□まとめ

今回の記事では、乾燥時間の目安や重要性、時間を短縮できるのかどうかについて解説しました。
乾燥しなければ、その後の塗装に影響が出るということが理解できたのではないでしょうか。
記事に関して何か気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。