窓サッシを交換する際に使用される工法として、カバー工法があります。
この方法を使用することで多くのメリットを得られますが、そもそもどのような工法なのか理解できていない方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、サッシのカバー工法の手順や注意点、メリットについて解説します。
ぜひ参考にしてください。

□サッシのカバー工法はどのように行う?

窓のカバー工法とは、窓を丸ごと新しくするリフォーム方法のことを指します。
この工法の手順は以下の通りです。

まず、ガラス戸を外します。
そして、新しいサッシを古いサッシにかぶせます。
その後、新しいガラス戸を付けると完成です。

従来の工法では、一度壁を壊してから窓を取り除いて、再度新しい窓を取り付けるという作業が行われていました。
そのため、完成までに1週間程度の期間が必要でしたが、カバー工法は解説したように大掛かりな工事が必要ないため、1日以内で工事が完了します。

ここでは、カバー工法を使用して窓をリフォームする際の費用相場についても解説します。
一般的な性能の窓にリフォームする場合には、90センチメートル×160センチメートルの窓で17万円から27万円程度、180センチメートル×160センチメートルの窓では34万円から41万円程度が相場となります。

しかし、高性能の窓にしたい場合には、さらに数万円以上高くなります。
そのため、予算オーバーしないように気をつけながら、希望の性能を加えていくと良いでしょう。

□サッシにカバー工法を行う際の注意点

簡単に行えて便利なカバー工法ですが、工事を行う際には以下のような注意点が存在します。

それは、窓のサイズが小さくなるということです。
今ある窓の上から新しいサッシをかぶせる工法であるため、サッシ部分が増えてガラスの面積が小さくなります。
もとのガラスのサイズが大きい場合は多少小さくなっても気にならないことが多いです。

しかし、小さい窓の場合は、サッシの面積が増えたことが気になりやすくなってしまう可能性があります。
また、窓が小さくなると採光性も悪くなり、部屋に日光が入りにくくなることも考えられます。

このようなデメリットも存在しているため、カバー工法を行う際にはその点をきちんと理解しておきましょう。

□カバー工法のメリットとは?

カバー工法は簡単に工事が終わることがメリットですが、それ以外にも以下のような多くのメリットが存在します。

1つ目は、部屋の寒さを解決できることです。
暖房を使用していても部屋が暖まりにくかったり、暖まってきても足元が冷えていたりする場合には、窓から熱が逃げてしまっている可能性があります。
このような場合には、窓の断熱性を高めることによって熱が逃げるのを防げます。

また、窓の建付けが悪いことによって隙間から冷気が侵入する場合は、その建付けの悪さを改善することで問題が解決します。

建付けの悪さは、家が経ってからある程度の期間が経つことによって、徐々に家の中の多くの部分に歪みが出てしまうことが原因です。
そしてこの現象は、木造住宅において多く発生します。

家の建付けが悪くなると、隙間風が増えて部屋が寒くなるだけでなく、窓やドアの開閉が難しくなる危険性もあります。
そこにカバー工法を使用することで、歪みをなくして窓枠と窓の隙間をなくせるのです。

2つ目は、風通しの悪さを解決できることです。
一般的な引き違い窓では、対面に窓がなければ風が通りにくい部屋になってしまうことがあります。
その場合、部屋全体の風通しが悪くなってしまうので、注意が必要です。

風通しを良くするためには、窓の開き方を変えることが有効です。
例えば、縦すべり出し窓にすることによって、壁に沿って逃げていく風が外にすべり出した窓のガラスに当たって室内に入ってくるようにできます。

カバー工法を活用して風通しを良くすると、家での生活がより快適になるでしょう。

3つ目は、おしゃれな空間にできることです。
十数年前までは、窓枠に使用できる色は黒や白、グレーなどの色がほとんどでしたが、近年では木製の窓枠といったおしゃれなものも使用できるようになりました。

そのため、最近出てきた新しいデザインの窓枠に一新することで、家の内装をおしゃれに仕上げられます。

4つ目は、夏の室温上昇を抑えられることです。
窓が向いている方角次第では、太陽光によって室温が上昇しやすくなってしまうこともあるでしょう。

そのような部屋に対しては、カバー工法を活用して遮熱機能のある窓に交換することで、夏の室温上昇を抑えられるのです。

□まとめ

今回の記事では、サッシのカバー工法の手順や注意点、メリットについて解説しました。
窓のサッシをカバー工法を使用して交換すると、部屋の寒さや風通しなどを改善できます。

ただし、窓のサイズが小さくなるという欠点があることは把握しておきましょう。
気になることやわからないことがある場合には、お気軽にお問い合わせください。