シーリングは建物の外壁などにあるつなぎ目やひび割れなどの隙間を補填することを言います。
今回は、シーリング材の種類と特徴、シチュエーション別の選び方についてご紹介します。
シーリングをお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

□シーリング材の種類と特徴をご紹介します!

ここでは、シーリング材を6種類ご紹介します。

1つ目は、アクリル系です。
硬化後に弾性体となるので、湿気が強い場所面でも利用できる特徴があります。

しかし、耐久性が低いので改修工事に使われることはありません。

2つ目は、ウレタン系です。
硬化後にゴム弾力性をもち、抜群の耐久性が特徴です。
紫外線に弱く、ほこりを吸いやすいので、塗膜を被せて使用するのが一般的です。

3つ目は、シリコン系です。
耐熱性と耐候性に優れていて、ガラス類に接着しやすい特徴があります。
周辺を汚染する可能性があるので、汚染防止処理が必須になります。

4つ目は、ポリウレタン系です。
ポリウレタン系は、シリコン系と反対の特徴を持ちます。
耐熱性と耐候性は劣っていますが、非汚染性に優れています。

5つ目は、変成シリコン系です。
シリコン系には少し劣りますが、耐熱性と耐候性に優れ、非汚染性もあることが特徴です。
柔軟性があるため、金属類への使用にも使われます。

6つ目は、ポリサルファイド系です。
耐熱性と耐候性に優れ、表面にゴミやほこりがつきにくい特徴があります。
柔軟性がないため、金属類への使用は適していません。

□シーリング材の選び方をシチュエーションごとにご紹介します!

外部要因でできた外壁やコンクリートのひび割れは、シーリング材で埋める必要があります。
用いるシーリング材が剥がれてしまうと修繕の意味がなくなってしまうので、密着性の高い材質を選びましょう。
また、弾力性がないことで衝撃を受けるとすぐにひび割れを起こすため、ひび割れを埋めるシーリング材は、弾力性も高い必要があります。

先ほど紹介したシーリング材の中では、ウレタン系が最適です。
ウレタン系は塗装が必要なため、塗装ができない場合は、変性シリコン系を選ぶことをおすすめします。
窓や網戸のフレームに使われ、水道の蛇口にも使われるゴムは、時間が経つと劣化してしまいます。

補修するシーリング材には、断熱性や耐水性が求められます。
耐候性が高いと紹介したシリコン系を用いることが一般的です。
塗装が不要であればシリコン系、塗装をする予定であれば変成シリコン系をおすすめします。

□まとめ

今回は、シーリング材の種類と特徴、シチュエーション別の選び方についてご紹介しました。
当社は、シーリングを含む外壁の塗装業務を行っております。
シーリングをお考えの方やシーリングについて詳しく知りたい方は、当社までお気軽にご連絡ください。